夜道とチョコレート


発表会が終わって一息ついて、先輩や同期と居酒屋に行った。



帰り道、同期とふたり、川沿いに集まるアヒルの鳴き声や通り過ぎる車にびくびくしながら夜道を歩いた。

近況を報告し合うとき、辛かったことも嬉しかったことも、どちらも話せてどちらも聴いて、自分のことのように悲しくなったり安心したりした。


あしたは小春日和らしいという天気予報を聞きながら、また話そうねと笑顔で別れた同期のことがもう懐かしい。
彼女がなるべく笑顔で過ごせますようにと強く思う。