いつぶりかわからないくらい思い切りお酒を飲んだ次の日、一日のほとんどを布団で過ごした。酔いがまわりにくい体質だからと、あえて空きっ腹に飲んだのが良くなかった。真っ暗な部屋でハロゲンヒーターの灯だけがついていて、酔っ払うと泣き上戸になるわた…
息詰まって悲しいけどどこへも行けないときは、頭に好きな歌を詰め込んで、気持ちがおさまるのを待つしかない。タバコの匂いがついた服たちを、勢いをつけて脱ぎ終わったらほっとした。甘くも酸っぱくもない、赤いワインをごくごく飲んだ。
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